f_opendir

ディレクトリをオープンします。

FRESULT f_opendir (
  DIR* DirObject,      // ディレクトリブジェクト構造体へのポインタ
  const char* DirName  // ディレクトリ名へのポインタ
);

パラメータ

DirObject
初期化するディレクトリオブジェクト構造体へのポインタを指定します。
DirName
オープンするディレクトリのフルパス名が入った'\0'で終わる文字列へのポインタを指定します。ディレクトリセパレータには'/'を使用します。FatFsモジュールにはカレントディレクトリの概念がないので、パスはルートディレクトリから辿る絶対パスとなります。先頭のスペースはスキップされます。パス先頭の'/'はあってもなくてもかまいませんが、最後のディレクトリ名の後ろに'/'を付けることはできません。ルートディレクトリを開くときは、""または"/"を指定します。

戻り値

FR_OK
正常終了。
FR_NOPATH
パスが見つからない。
FR_INVALID_NAME
パス名が不正。
FR_NOT_READY
メディアがセットされていないなど、ディスクドライブが動作不能状態。
FR_RW_ERROR
ディスクアクセスでエラーが発生した。
FR_INCORRECT_DISK_CHANGE
不正なメディアの取り外しがあった。ファイルを開いたままのメディア交換など。
FR_NOT_ENABLED
FatFsモジュールが停止状態。
FR_NO_FILESYSTEM
ディスク上に有効なFATパーテーションが見つからない。

解説

ディレクトリをオープンします。正常終了したら、DirObject構造体を使ってこのディレクトリの項目を順次読み出せます。使用後の処理は必要ありません。DirObject構造体は任意の時点で破棄できます。

参照

f_readdir, DIR

戻る