FatFS/doc/ja/dioctl.html
savelij13 625f3adcbb fatfs v0.08a Aug 16,2010:
- Added f_getcwd(). (_FS_RPATH = 2)
- Added sector erase feature. (_USE_ERASE)
- Moved file lock semaphore table from fs object to the bss.
- Fixed a wrong directory entry is created on non-LFN cfg when the given name contains ';'.
- Fixed f_mkfs() creates wrong FAT32 volume.
2025-09-11 09:43:16 +03:00

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3.2 KiB
HTML

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<link rel="up" title="FatFs" href="../00index_j.html">
<link rel="alternate" hreflang="en" title="English" href="../en/dioctl.html">
<link rel="stylesheet" href="../css_j.css" type="text/css" media="screen" title="ELM Default">
<title>FatFs - disk_ioctl</title>
</head>
<body>
<div class="para">
<h2>disk_ioctl</h2>
<p>セクタの読み書き以外のディスク・ドライブ自体に対する様々な制御をします。</p>
<pre>
DRESULT disk_ioctl (
BYTE <em>Drive</em>, <span>/* 物理ドライブ番号 */</span>
BYTE <em>Command</em>, <span>/* 制御コマンド */</span>
void* <em>Buffer</em> <span>/* データ受け渡しバッファ */</span>
);
</pre>
</div>
<div class="para">
<h4>引数</h4>
<dl class="par">
<dt>Drive</dt>
<dd>物理ドライブ番号(0-9)を指定します。</dd>
<dt>Command</dt>
<dd>制御コマンド・コードを指定します。</dd>
<dt>Buffer</dt>
<dd>制御コマンドに依存したパラメータを授受するバッファを指すポインタを指定します。データの授受のないコマンドの場合は、NULLを指定します。</dd>
</dl>
</div>
<div class="para">
<h4>戻り値</h4>
<dl class="ret">
<dt>RES_OK (0)</dt>
<dd>正常終了。</dd>
<dt>RES_ERROR</dt>
<dd>何らかのエラーが発生した。</dd>
<dt>RES_PARERR</dt>
<dd>コマンドが不正。</dd>
<dt>RES_NOTRDY</dt>
<dd>ドライブが動作可能状態ではない、または初期化されていない。</dd>
</dl>
</div>
<div class="para">
<h4>解説</h4>
<p>物理ドライブの種類によりサポートされるコマンドは異なりますが、FatFsモジュールでは、次の汎用コマンドのみ使用し、特定のハードウェアに依存した制御は行いません。</p>
<table class="lst">
<tr><th>コマンド</th><th>解説</th></tr>
<tr><td>CTRL_SYNC</td><td>ドライブがデータの書き込み処理を完了するのを待ちます。また、ライト・バック・キャッシュが存在する場合は、書き込まれていないデータを即時書き戻します。リード・オンリー構成では使用されません。</td></tr>
<tr><td>GET_SECTOR_SIZE</td><td><tt>Buffer</tt>の指すWORD変数にドライブのセクタ・サイズを返します。セクタ・サイズが固定(<tt>_MAX_SS</tt>が512)のときはこのコマンドは使われません。</td></tr>
<tr><td>GET_SECTOR_COUNT</td><td><tt>Buffer</tt>の指すDWORD変数にドライブ上の総セクタ数を返します。f_mkfs関数内で作成するボリュームのサイズを決定するために使用されます。</td></tr>
<tr><td>GET_BLOCK_SIZE</td><td>フラッシュ・メモリの消去ブロック・サイズを<tt>Buffer</tt>の指すDWORD変数にセクタ単位で返します。1から32768でかつ2の累乗の値でなければなりません。不明な場合またはフラッシュ・メモリ以外のメディアでは1を返します。f_mkfs関数内でのみ使用され、ボリュームのデータ領域はこの境界にアライメントされます。</td></tr>
<tr><td>CTRL_ERASE_SECTOR</td><td>フラッシュ・メモリの一部の領域を消去します。<tt>Buffer</tt>の指すDWORD配列には消去する領域 {開始セクタ,終了セクタ} を指定して呼び出します。この機能をサポートしない場合やフラッシュ・メモリ以外のメディアでは何もしません。この機能の戻り値はチェックされず、また、指定領域の消去が完全に行われなかったとしてもファイル・システムの動作には影響ありません。<tt>_USE_ERASE</tt>が1のとき、クラスタが解放されるときに呼び出されます。</td></tr>
</table>
</div>
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</body>
</html>